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2017年 04月 22日
飯島 基展

飯島 基展

■ 期日 2017年4月29日(日)~5月28日(日)
          AM10:00~PM5:00(最終日3:00迄)


■ 場所 夢の庭画廊(上田市)
          長野県上田市前山264-3
          ℡ 0268-38-3236
          メール yumenoniwa@po3.ueda.ne.jp

■ プロフィール

■経歴
1951 長野県佐久市生まれ
2003 国展絵画部国画賞
2003 文化庁第37回現代美術選抜展
2009 国展優作賞
2011 国画会会員推挙
2012~2015 TAO展
  現在 国画会会員
飯島 基 プロフィール
1957. 6歳   太陽が黒で天地が逆の位置、プールと同じ大きさの子供が泳ぐ絵が児童県展に入選。人生の誤りの始まりとなる。この頃から絵を描くことが日常になる
1971 20歳   作家の基礎としてデッサン会を立ち上げる。芸術に対して無心に希有するようになる。
1991 40歳  一色画廊(軽井沢)でデッサン展を開催。
中村真一郎との出会い
画廊裏の「色後庵」に棲む小説家であり詩人の中村真一郎氏との出会い、世界の「王朝文学」を知る。
        中村真一郎氏の異端の中にある野生、生活感のない不思議な世界に触れ、文筆家の非日常の中に潜む姿を垣間見る。当時中村真一郎といえば、芸術の頂点に君臨し、頭脳と知識のうちに真理を内包した世界レベルの人間精神を、エロチズムとして表現した作家であった。私の白目の気持ちの悪い人物画ばかりのデッサン展を観て、デッサンに両性具が宿っていると指摘され、中村と恋人佐岐えりぬの世界に踏み込んだような思いにとらわれる。
       当時は具象ばかりの作家であったが、この出会いが私の中に無意識に抽象が住み始めた原点である。この後形を写す絵から離れ、自由に勝手で大きな形を求めるようになる。描く絵にはどうあがいても自分以外のものは存在しないことを知る。
     恩師(故)栗林今朝男氏について
       国展会員を務める栗林先生は、師事して依頼私を理解し暖かく見守ってくださっていたが、私の国展への道のりは厳しいものであった。そんな折、国展の中ででは目立たない存在であった5人の作家を、栗林先生とそのお仲間の先生方が日本橋「アートプラザ」で国画会5人展」(「落ちこぼれ5人展」と呼ばれていた) を5年間開催する機会を与えていただく。
        画廊「アートプラザ」では自由美術や新制作の作家など幅広い作家たちと飲み語り合い、豊かな触れ合いのなかから様々なことを学ぶことができた。この時からが私の第2の転換期となる。
2002年    国展新人賞受賞
2003年    国画賞受賞  
文化庁主催第37回現代美術選抜展に出品、国画会準会員に推挙される
2011年    国画会会員となる。
会員となり、その厳しさをしりました。絵を描くということは、学ぶものではなく、自らを根底に置き、絶望の中でそこから這い上がることにより得られるものを真摯に描いていく。どん底の深層心理、生の記録に対峙しそこから生まれるものに生命を与えた私の作品たちは私自身でもあります。

この個展は、私の軌跡です。心を込めてここに差出ます。
      ご覧頂ければさいわいです。

■ 作品

飯島 基展_f0172607_1883715.jpg


 

by yumenoniwa | 2017-04-22 18:08 | 夢の庭画廊


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