2012年 10月 22日
石井 武夫展 2012年10月26日(金)~11月25日(日) AM10:00~PM6:00(最終日3時迄) 夢の庭画廊(上田市) (水・木休廊) 上田市前山264-3 ℡0268-38-3236 展覧会名 石井 武夫展 会期 2012年10月26日(金)~11月25日(日) AM10:00~PM6:00(最終日3時迄) オープニングパーテー 10月26日PM1:30~ ささやかに持ちますので、お立ち寄りください 場所 夢の庭画廊(上田市) 水・木休廊 上田市前山264-3 ℡0268-38-3236 ■石井武夫略歴 千葉県茂原市に生まれる 1963年 東京教育大学芸術学科絵画専攻 1968年 第36回独立展入選(以降連続出品) 1974年 ギャラリー21(銀座)個展(以降’75・’77・‘80) 1976年 文芸春秋画廊(銀座)個展 独立展小林賞受賞(東京都美術館) 1977年 安井賞佳作賞受賞 独立展野口賞受賞 1978年 紀伊国屋画廊(新宿)個展以降‘85・‘87・‘89・‘91 1979年 第1回明日への具象展(高島屋) 1980年 第48回独立展独立賞受賞 1981年 文化庁第15回現代美術選抜展(富士美術館ほか) 1983年 明日への具象展(高島屋) 1990年 ギャラリー福山個展 (‘92・‘94・‘96・‘97・2000・‘02・‘04・‘05・‘10) 2004年 大阪芸術大学教授・筑波大名誉教授 2010年 画廊宮坂親子展 石井武夫教授退官記念展(大阪芸大) 作品集{Works of TAKEO ISHII}(生活の友社)出版 作品収蔵 千葉県立美術館・茨城県立美術館・秋田県立美術館 長野県佐久市近代美術館・茨城県日立市郷土博物館 山形県本間美術館・筑波大学・大阪市立美術館 大阪芸術大学・ 等々収蔵。 ■作品コンセプト 「無言館」を何度か訪れ「夢の庭画廊」を知りました。 ここで個展が出切ることは私の個人的体験と深くつながることを感じます。 1940年12月生まれで1945年8月終戦時には4歳であった私には絵画制作の原風景の一つとして敗戦の象徴的風景があります。 それは、戦争に敗れた日本軍兵士の武装解除後それら武装機器のすべてを集めて郷里の茂原市にあった軍事飛行場でガソリンをかけて焼いた後の光景です。 機関銃や銃、銃剣、鉄兜、軍用飛行機の部品、タンクの部品など使用できないよう焼いて、いくつものピラミッド状の山にして積んでありました。1945年10月ごろ祖母に連れられてこの飛行場を通った時に見たのです。 私は単純にそこに積み上げられ、良く見れば焼かれる前になんであったかが解る機銃や機械を欲しいと思いました。祖母に銃がほしいと言うと、「アメリカ兵に撃たれてしまうよ!」と、強く言われました。見ると銃を構えヘルメットにMPと書かれた米兵は黒光りする銃を手に不動の姿勢で立っていました。 私のダミーというモチーフの腹部の空洞に見えるガラクタは、その光景によって作られた奇妙な好みです。その後その周辺から見残されていた軍用機の部品などを拾ってきて玩具代わりに遊びました。 平成11年3月東北を襲った震災は、津波の襲来と合わせて敗戦時と類似した風景を生み出しました。震災後の写真を見せてもらって、この戦後の記憶が甦ってきました。 私は、無言館に近いこの夢の庭画廊で、第二次世界大戦の若き死者たちと、震災の死者たちと、亡き長女の鎮魂を合わせて個展を開催させて頂くことにしました。
by yumenoniwa
| 2012-10-22 05:03
| 夢の庭画廊
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