2011年 10月 10日
知念 登冶展

■ 会期 2011年10月23日(日)~11月23日(水)
         AM10:00~PM6:00(最終日3時迄)

■ 場所 夢の庭画廊  
           上田市前山264-3 ℡0268-38-3236
 
10月23日(日) オープニングパーティ


 本展は沖縄出身の画家、知念登冶の版画展である。
知念登冶は1941年悲惨な沖縄戦の渦中に伊江島に生まれた。海軍航空基地があり米軍の集中攻撃を受け、伊江村総人口の47%が戦死(集団自決含)、沖縄戦の縮図とも言われた。登冶はそこで父を失ってもいる。1960年復帰前の琉球政府時代、官費留学生として東京藝術大学油絵科に入学。64年同大学院で小磯良平・駒井哲郎・小野忠重氏らの下で版画を教わる。
もともと油彩の作家であるが、今回は長野・けんしん若里ギャラリー・杏の里版画館・八角亭ギャラリー等で発表している版の世界をお願いした。特に特筆するのは、生命が無限に転生を繰り返す輪廻、その幾層にも連なる円の黒白の世界を版で表現した作品である。それがどのように変容してきたのであろうか。今回はそこに色の世界が入るという。そしてさらに、豊満な女性と円環の中にハトを思わせる鳥という具象が表出する。これは何を物語るのであろうか。あの沖縄・伊江島の激烈な悲劇から66年、ようやく登冶に遅ればせの心の安堵が得られたような感慨を持つのは私の感傷であろうか。
是非ご高覧戴きたい。
[PR]

by yumenoniwa | 2011-10-10 15:34 | 夢の庭画廊


<< 林      知念登冶展 >>