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2010年 10月 19日
安藤 政英・建築展 期日 2010年10月22日(金)~11月28日(日) AM10:00~PM6:00(最終日3時迄) 場所 夢の庭画廊(木曜休廊) 上田市前山264-3 ℡0268-38-3236 ■作品コンセプト 建築はドラマ 2001年春10年お世話になった降幡建築事務所を退職し、上田市の南、独鈷山の麓に人知れず誰かを待つかのように佇んでいた古民家を見つけ、小さなアトリエに再生した。 さて、これから自分は何を作っていけばいいのだろう。 高気密高断熱の家、外断熱の家、自然素材の家、○○工法の家・・・宣伝文句をあげればきりがないし、冬暖かく、夏涼しく、健康で快適で安心安全な建物を作るなんてことは当たり前のこと、設計者として住み手の人生を知り、家族がより密接に明るく過ごしていくためにはどんな家づくりが大切なのかを語り合える。そんな目にはみえないことを大切にしたいと思った。 すなわち、住み手の立場にたつということ。松本市の降幡設計事務所に10年在籍し、数十件の新築や再生工事をこなし、それなりに経験を積んできたことで業者からの設計依頼も何度かあったが、業者から請け負っては住み手の顔が見えなくなると丁寧にお断りしてきた。そんなことで仕事がくるのかとまわりからは心配されたが、それが自分の生き方、一生懸命やって誰も見向きもそれなくなったらやめちゃおう。そんな気持ちで走ってきた10年だったが、幸いにも多くのクライアントに支えられここまでやってこられた。 表現者としてのこの10年の仕事をふりかえり、今まで住み手と作りあげてきたひとつひとつの建物を眺めると共通のこだわりがある。 木造で新壁、伝統的な工法により職人たちの手仕事を大切にし、安易に新建材というものは使わない。つるつるピカピカはつまらない。 美しくあるのは当然だが、デザインの押し付け「作品」の押し付けになっていないかいつも自問自答である。 朝、目が覚めたときに住み手が目にするもの、鼻で嗅ぐ匂い、風をどこから感じ何が聞こえるのか、その家でのシチュエーションを考え、朝食を食べ「行ってきまーす」とお父さんや子供たちがどこから飛び出していくのかを想像しながら、それこそ話し声や笑い声が聞こえてくるような設計をしてみたい。まさにそれが住まいの演出であり、ドラマ。しかし、それはドラマと言っても虚構ではなく、真実のドラマである。そんな住まい手の人生のドラマを作る仕事に関われるというのはこのうえないやりがいを感じる。しかし、設計によって家族をバラバラにすることもできるという恐ろしさも反面あるので油断は許されないし失敗も許されない。 建築家として斬新なデザインをすることで、人気取りや自己顕示欲にかられていないか、デザインとはそもそもより使いやすくするためになるべくしてなった形である。デザインだけが独り立ちしているのではなく、使い手の要求がそうさせた。そしてそれが多くの人たちに受け入れられ納得されること。 そんな設計をしてみたいと今回展示した写真の数々はそんな住み手とのやりとりから自ずと世に生まれてきたものばかりである。 作家 履歴・賞歴 1956年 岐阜県生まれ 1988年 松本技術専門学校卒 ヨーロッパに旅・建築を学ぶ。帰国後、降旗建築設計に入所 1991年 降幡建築設計事務所入所 2001年 安藤建築設計工房を上田市に設立 M氏邸・H氏邸・そば処くろつぼ等設計 2002年 民家再生(I氏邸・M氏邸・A氏邸) 新築設計(Y・O氏邸) 上田市都市景観賞受賞 2003年 民家再生3軒・新築5軒 上田市都市景観賞受賞 愛知県リフォームコンクール受賞 江口だんご本店(長岡) 長岡市都市景観賞受賞 2004年 民家再生5軒・新築設計3軒 もえぎ野山荘 上田市都市景観賞受賞 2005年 あゆみ保育園(上田) 藤助の湯ふじや(平瀬温泉) かつらぎの郷(奥飛騨温泉)・中松屋改修・H氏邸 2006年~7年 民家再生6軒・新築設計12軒 角屋旅館(五頭温泉)・欅産業ショールーム 山ぼうし(奥飛騨温泉) 高山市都市景観賞受賞 2008年 新築設計2軒・あんこ坂カフェ(上田) 野の花山荘(奥飛騨温泉) 全国リフォームコンクール優秀賞受賞 2009年~10年 民家再生・新築設計各2 夢の庭ギャラリー(上田)・上高田保育園(長野・現在着工中) さくら珈琲店(高崎) ■ 雑誌掲載 「チルチンびと」・「信州の建築家とつくる家」・「信州at home」・「KURA」等雑誌掲載 by yumenoniwa | 2010-10-19 02:18 | 夢の庭画廊
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