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2023年 09月 30日
守口 爽和 展
-絵の「駅前食堂」-

会期 2023年11月3日(金)~11月24日(金)
水・木 休廊
10:00〜18:00(最終日15:00迄)

[絵の駅前食堂]
子供の頃から絵描きになりたいと思っていました。なぜなら生まれた時から父が銀座の印刷所に勤めながら、絵画サークルを立ち上げて、家で絵画制作をしているのを間近に観ていたからだと思います。小学5年生の時、洗足池公園で行われた大田区写生大会で最高賞をいただき、益々絵描きになろうと思いが募りました。休日には、父に連れられて美術館に行くのが楽しみであり、特に中目黒にあった父の先生である中山正絵画研究所に行って大人たちの中でモデルさんを描けるときはウキウキでした。もともと伯父が神田で印刷と古本屋を営んでいたので、本棚には美術書がいっぱいあり、有名な画家の画集を見ては楽しんでいた。当然大学は美術大学へいくと決めていました。従兄弟も東京芸大を卒業しているし、何とか入れるかもしれないと淡い期待を抱きつつ、父に相談すると、絵では飯は食えないと思う。美術教師にでもなれれば良いが。何か生活できる仕事をしながら好きな絵を描く方が楽しいし、長く続けられる。それが現実的な生き方だと思う。それより今迄のお前を見ていると考え方や、行いに落ち着きと節操が足りない。これからの長い人生、ゆっくりじっくり物事を考え行動する力を養っていくことが大事なこと。しかし、一歩社会に踏み出せば、あっという間に社会の荒波に流されて、ゆったり落ち着いて、物事に向き合う時間がとりにくい。せっかく大学にいくのであれば、4年間は心の栄養を養う無駄な時間を楽しんでほしいので、哲学を学んでみてはどうかと。さてさて、哲学とは何ぞや、サッパリわからん。本当は美術か演劇方面に進みたいのに、と思いつつギリギリ迄悩み、哲学科に入学した。しかしこの選択は、その後の人生には大変プラスであったと言える。父のいうことに間違いはなかったと今しみじみと思う。だから美術大学で絵の基礎知識や基本デッサン力を養うこともなく、今まで自己流の描きかたで好きなように描いてきた。多分これからも。目指すは、「絵の駅前食堂」である。和、洋、中なんでもあるけど、いつ食べても飽きの来ない安いけど、ソコソコ旨い味のある絵、そんな絵が日々描き続けられればいいなと思っています。そしてこの度、上田郊外の有名な無言館や前山寺のすぐ近くの夢の庭画廊で個展ができることに感謝し、是非多くの方々にご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。

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# by yumenoniwa | 2023-09-30 18:15 | 夢の庭画廊
2023年 09月 27日
守口爽和 画歴
1944 東京大田区生まれ  早稲田大学第一文学部哲学科卒

1973 上田市古里に移住
1978 長野県展 教育委員会賞他受賞
1979 上田市総合美術展 市長賞他受賞
1979 上小美術展 上小美術会賞・20周年記念賞他受賞
1994 長野県勤労者美術展 知事賞他受賞
1982 二紀展 優賞 奨励賞 準会員賞他受賞1983 上田市立博物館発刊「民話」挿絵担当
1993 上田わっしょいキャラクター「わっしょいくん」制作
1997 個展 カバさん展(上田市 くるみの木ギャラリー)
2002 守口光・爽和・裕一郎・親子三人展(青木村郷土美術館)
2003~2022 作家集団『ちくま展』(長野市八十二銀行別館)
2008 「亡き父との絆―想-親子二人展」(東御市梅野記念絵画館)
2009 「再生から未来へつなぐアート」(信州国際音楽村)
2009 ねこまみれー吾輩はネコキチである展(梅野記念絵画館)
2019 守口爽和作品展 (上田市 心の花美術館)

グループ展多数
(一社)二紀会会員・信
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# by yumenoniwa | 2023-09-27 17:26 | 夢の庭画廊
2023年 09月 01日
清水 正教 展
9月23日(土)〜10月14日(土)
AM10:00~PM5:00(水・木曜日休廊/10月7日(土)休廊/最終日は15時迄)

■作画のテーマについて
 人間という不可解な存在を、いろいろな形で表現できたらと考えている。
曼陀羅と人骨の断片をモチーフに、破壊されたもの、打ち捨てられたもの、⋯廃材の山、折り重なった廃車の山、空爆によって破壊された街並みの残骸などを使って、画面の中に少しの人間告発を含めながら、画面構成を行っている。
 油画制作の主たるテーマは、人間という生き物への問いかけであり、自分自身の存在への問いかけである。結局は人間否定に行き着くのであるが、ここまで人間という不可解な生き物を見詰め続け、50年余り同じテーマを追い続けている。
 今後の制作で人間の内面を徹底的に見詰めた、重厚な作品が描き出せたらと考えている。幸いなことに、うっとうしい世の中の雑事からは解放された。

■団体展と新芸術協会について
 学生時代、よく都美術館でアルバイトをした。各公募団体展の搬入、搬出、審査等の補助作業である。貧乏学生にとって有り難いのは、仕事の合間に各展覧会を無料で観ることができたことである。しかし、審査の手伝いでは、団体展の裏側を見せられることになり、ある失望を味わうこととなった。
 卒業後、団体展に出品することなく、個展で発表を続けたが、経済的に行き詰まっていた時、コンクール展と間違えて出品した新芸術展(新芸術協会)に、皮肉にも発表の場を求めることになった。団体展には抵抗があったが、当面の発表の場がほしくて、しばらく参加することにした。抽象絵画あり具象絵画あり、何でもありの面白い会であった。時として、何でも一緒という変な仲間意識に抵抗を感じながら、しばらく発表の場としてきた。途中辞めることを何回か考えたが、人間嫌いの私が20年以上在籍したのだから、良い発表の場だったと言えるのだろう。
 2011年、やはり人付き合いが面倒になり、退会することにした。今は、アトリエでロッキングチェアに揺られながら、解放された気分でいる。

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# by yumenoniwa | 2023-09-01 00:05 | 夢の庭画廊
2023年 09月 01日
清水正教プロフィール
清水正教プロフィール_f0172607_17531208.jpg
1940年 長野県生まれ
上田高校卒業
東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業
 同 大学院美術研究科(油画)修了
1983年〜2010 新芸術展(東京都美術館):新人賞・金賞・東京都知事賞、
文部大臣奨励賞など(2011退会)
1984年 上野の森美術館・絵画大賞展(上野の森美術館)
1985年 期待の画家85人展(銀座光雲闇ギャラリー)
1985年 第7回中日展(名古屋博物館)
1990 カナダ美術賞展(ケベック市):ドトンヌ賞、買上
1990年  P.アンビーユと俊英作家展(銀座アートホール):大賞
1992年  サロン・ドトンヌ(パリ、グランパレ):正会員推挙
1993・94年 ベルギー国際大賞展(LA.I.A.C.):金メダル
1995年 第7回国際美術大賞展(東京都芸術劇場):評論家賞
2004年 三重の美術2004(三重県立美術館)
2009〜14 Ante展(Se)
2009年 清水正教・本田希枝二人展(ギャルリー留歩)
2010年 あさご芸術の森大賞展(あさご芸術の森美術館):優秀賞
2010・11 美浜美術展(大阪府立現代美術センターほか)
2012年 3人展:市野英樹・清水正教・原健(しらみず美術)
2015年 第10回個展(ギャラリー満喜田・高山市)
2018年 第11回個展(夢の庭画廊・上田市)
2018年 第12回個展(元麻布ギャラリー・佐久平)
2018年 滑水正数自選展(アートミューメアム・まど、鴨野布)

○日本美術家連盟会員、元新芸術協会理事
 サロン・ドトンヌ会員(〜2000)、
 LA.1.A.c.会員(ベルギー)~2002
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# by yumenoniwa | 2023-09-01 00:00
2023年 06月 04日
原田正有 油彩画展
〜薔薇・風景・人間・Revolution〜
2023年6月4日(日)~6月25日(日)
AM10:00~PM5:00(水・木曜日休廊/最終日は15時迄)
原田正有 油彩画展_f0172607_20085294.jpg
『薔薇(ウェッジウッド・ローゼス)』原田正有/2022年/21×30cm/キャンパスに、油彩



# by yumenoniwa | 2023-06-04 10:00 | 夢の庭画廊